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ニュース時間:2008年04月15日     

ASUSTeK【Eee PC】の好調な販売に刺激され、世界トップ3のHP、デル、エーサー各社が続々と自社の超低価格ノートPC発売計画を発表した。先週、HPは正式にMini-Noteという名称8.9インチのノートPCを発表、販売開始時の価格は499米ドル(約5万500円)で、ASUSTeKが間もなく発売するEee PCの第2世代製品に真っ向から挑む。

また、同時に台湾系ノートPC受託生産会社に対し、デル及びエーサーが既に生産発注を行うなど、今年の6月以降、各社は超低価格ノートPC市場に本格的に進出する。

「南方日報」の報道によると、台湾OEM生産大手のCOMPAL(仁宝)からの情報として、同社はデル向けの超低価格PCの生産を早ければ今年6月から開始、8.9インチディスプレーを搭載し、最低構成価格は399米ドルとなるという。同社関係者によると、発売後の月産量は20-30万台で、2008年全体の販売目標は100-200万台に設定されているという。

一方、デルの低価格戦略と異なり、エーサーの超低価格ノートPCは高スペック路線を狙う。同じく台湾系EMS企業の情報によると、今年の6月頃にエーサーも8.9インチの低価格AspireノートPCを発売することが分かった。またエーサーは半年で500万台の販売目標を設定したと伝えられている。この数字は、ASUSTeKが2008年にEee PCを 500万台販売するという目標と同じで、ASUSTeKと真っ向勝負を挑むエーサーの姿勢が見て取れる。

その他、エーサーは低価格ノートPC用に12.1インチディスプレーの搭載を計画している。既に今年3月にパネルメーカーAUO(友達)と100万枚の12.1インチB級パネル調達契約を済ませており、単価は80米ドル前後と、A級レベルに比べて40-50米ドル安い調達価格となっているという。

ノートPC販売量で、昨年第4四半期に世界トップ2まで成長したエーサーは、超低価格ノートPCで更なるシェアアップを狙う。
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