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日時:2008年04月22日:

22日の海外メディアの報道によると、ASUSTeKの沈振来CEOが近日明らかにした情報として、同社が10インチディスプレイ搭載の低価格ノートPC「Eee PC」の開発を行い、年末に発売する予定であるとした。

ASUSTeKは近日、全世界で8.9インチディスプレイ搭載のEee PC 900を発売した。最近台湾で開催された記者会見で、沈振来氏は「多くのユーザーからご意見を頂き、より大きなディスプレイとより使いやすい製品に期待を寄せている方が多いことを知り、そのために我々はEee PC 900を開発しました。また現在は、皆様がより大きなキーボードとより多くのソフトを必要とされていることに対して、我々も研究を進めています」と発表した。

沈振来氏は、ASUSTeKが10インチディスプレイ搭載のEee PCを開発中で、本年度末に発売計画である事を示した。PCディスプレイサイズに関し、沈振来氏は「10インチディスプレイ搭載のEee PCを発売した後に、サイズを更に大きくする可能性はありません。ディスプレイサイズが12インチ以上では、Eee PCではなく伝統的なノートPCであり、携帯に優れているとは言えません」と語った。

同様に、台湾のグラフィックカード大手MSIが近日、台湾で8.9インチと10インチのWind PCを発売したが、ディスプレイ規格が10インチの機種をラインナップしていることには注目が必要だ。現在は8.9インチのディスプレイが事実上の標準となっているが、10インチディスプレイが次の規格標準となる見込みがある。各社が採用に踏み切れば、液晶パネルの仕入れコスト削減も可能になるだろう。 

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ソース: TRI  EMSOne編集
日時: 2008/04/21

マザーボード最大手のASUSTeKが、2007年第4四半期に低価格ノートPC【Eee PC】発売以来好評を博しており、HP、エイサー、デルなどのトップメーカーも同分野に進出した。
ASUSTeKは21日、ディスプレーサイズ8.9インチの【Eee PC】を先ず台湾で発売する。加えて同社は【Eee PC】で新たなPC領域を創り出した機会を利用し、5月下旬には200米ドル以下のデスクトップ型PC【Eee BOX】の発売を開始する。【Eee BOX】の登場は、成熟したデスクトップ型PC市場に、新たなコンセプトと衝撃を与えると予想される。

ASUSTeK は2008年第1四半期に、マザーボードの出荷量が600万枚を超え、ノートPCが約120万~130万台、【Eee PC】は約70万台に達した。第2四半期はノートPC出荷量が10%増の約133万台に、【Eee PC】が8割増の130万台に達すると見込まれる。一方、マザーボードの出荷量は第2四半期の閑散期の影響を受け、第1四半期から5%前後の小幅減少となり、およそ540万~600万枚になる見込みだが、売上高は第1四半期より1割程度の成長となる予想だ。

ニュース時間:2008/04/17

台湾大手ノートPC・OEM企業コンパル(Compal=仁宝电子)は、江蘇省昆山市にある第4工場設備拡張を行う。拡張された新工場は本年第2四半期中に量産に入る見込みで、デルから受託した超低価格ノートPCならびにノートPCの出荷増に備える。

「CENS」が伝えたところによると、コンパル社CEO、J.T. Chen氏は、コンパルが本年下半期に各種超低価格ノートPCを出荷することを表明した。 しかし、超低価格ノートPCの出荷量は同社の年間総出荷量の10%を超えないとしている。

コンパル社は昨年、2,300万台あまりのPCを出荷、今年の目標を3,200万台に設定している。同社は昆山第4工場の拡張を進め、今年の出荷目標を達成する目論みだ。今回の拡張を通じ、同社の中国大陸におけるPC生産能力は4,000万台に達するという。

同社では昆山工場の拡張後、直ちにベトナム工場の建設を進め、2009年からの量産に入る見通しだ。

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日付: 2008-4-16

クワンタ(Quanta=広達)の第2四半期ノートPC出荷量は10%の成長を予想。また、15日に市場から伝わってきた情報では、コンパル(Compal=仁宝)がデルの新たなオーダーを受注したとのことだ。一ヶ月当たりの受注量は約10万台で、コンパルの第2四半期業績にプラスとなる。

「経済日報」の報道によると、クワンタの梁次震副董事長は、「我々の第2四半期のノートPC出荷量は10%成長を超え、年間4,000万台の出荷目標に変更はない。また、この出荷量は低価格PCとMID(Mobile Internet Device)を計算に入れていない。現在、我々は既にエイサー(宏碁)から低価格PCのオーダーを受注し、第2四半期から出荷を開始する予定だ」と述べた。バッテリーの供給不足について梁次震氏は、「確かに状況は深刻だが、抑えられる範囲内にある」と語った。

PC受託生産市場では、コンパルがデルからの低価格PCオーダーを奪い取り、今年の出荷量は100万~200万台に達する見込みである。 8.9インチのスクリーンを搭載する新型PCの最低単価が399ドルになると市場で広く伝わっている。加えて、昨日にはコンパルが再びデルから家庭用PCのオーダー(第2四半期から出荷を開始、受注量がおよそ50万~60万台)を受注したという噂が伝わってきた。

業界関係者によると、今年のデルのビジネス向けPCの生産はコンパルに委託されるが、家庭用PCの大部分はクワンタとウィストロン(WISTRON=緯創)が受託生産すると指摘した。
日付: 2008-4-15 15:04

先日エイサーは超低価格PC市場への参入を表明したが、新たにブルーレイディスク搭載の高級ノートPCを発売する。同製品の生産は、業界で予想されていたノートPC生産世界最大手のクワンタ(Quanta)ではなく、インベンテックが勝ち取った。

インベンテックは今年、エイサー向けに180-200万台のブルーレイディスク搭載ノートPCを生産する。

「PCB情報網」によると、台湾系ノートPC関係者の話として、エイサーは16インチ及び18.4インチディスプレーのブルーレイディスク搭載ノートPCを発売するという。この内、16インチモデルはフルHDディスプレーを搭載し、同パネルは韓国サムスン電子が第2四半期中独占的にエイサーに供給するという。

インベンテックは高級ノートPCの生産が豊富で、2007年にはエイサーのAspireシリーズの一部生産を手がけた。2008年末以前に出荷されるブルーレイディスク搭載ノートPCも、今回インベンテックに生産が委託されることになった。

なお、2008年の台湾系大手ノートPC受託生産企業の生産目標は各社共に上方修正が相次いでいる。現在わかっている今年度の生産目標は;

クワンタ(QUANTA): 4,000万台 (一部未確認情報では更に4,500万、5,000万まで上方修
正されたとの話もあり)
コンパル(COMPAL): 3,200万台
ウィストロン(WISTRON): 1,800万台以上
インベンテック: 1,000~1,300万台(今回のブルーレイ版ノートPC含む)

なお、インベンテックの2007年度生産台数は800-900万台と見られており、今回のエイサーの生産分を加えた年間予想出荷量は1,000万~1,300万台と見られる。同社はまた積極的に生産能力の拡大を行っており、2008年のノートPC生産能力は2,000万台、2009年は3,000万台に達すると予想されている。

インベンテックは独自のビジネス戦略を持ち、それを具現化させている。2004年には日本の工人舎に投資を行い、同社ブランドで発売されているUMPC(Ultra Mobile PC)は市場から好評を博している。
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