Site Meter アジアのEMS/ODM情報 AUO , 10世代または11世代工場を建設、4年内の量産へ 忍者ブログ
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日付:2008.04.23

AUOは2011年~2012年の間に第10世代または第11世代工場を建設し、65インチテレビパネルに向かって邁進する。また第8.5世代工場も近日中に着工。同社が引き続き高額の投資(1千億NTドル)を新世代工場に投入する目的は、全世界パネル市場で20%の市場シェアを維持し、後続の追随を許さず、2番手グループを更に突き放すためだ。

AUOの董事長兼執行役員の陳炫彬氏は昨日の投資家向け者説明会で、「2011年~2012年の50インチ以上の液晶テレビに対するニーズを考慮し、今後の3~4年間で第10世代もしくは第11世代工場を建設する。AUOのテレビパネルのラインアップを20数インチから65インチまで拡大し、全世界での市場シェアを少なくとも20%以上に維持する」と表明した。つまり、AUOはサムスンやLGディスプレイ(LGD)と共に、三者で全世界のパネル市場を独占することを目論んでいる。

AUOの陳来助総経理は、「第10世代または第11世代工場の投資で、特に考慮すべきことは生産能力ではなく、製品ラインナップ、つまりユーザーの要求を満たす65インチテレビパネルの提供である。従って第10世代工場の生産能力は小さく、全世界の製品供給に大きな影響を与える事はない」と指摘した。65インチテレビパネルは主にソニーなどの大手ブランドメーカーに供給されるという。

第10世代工場の具体的な投資金額について、陳炫彬氏も明確な答えを返さなかった。現在は工場建設予定地の選定が重要になっている。AUOと関連メーカーが必要とする土地面積は少なくとも300ヘクタールで、AUO一社だけでも200ヘクタールが必要になる。このような規模からすれば、台湾北部に工場を設立する可能性は大きくなく、中南部を選択する可能性が高い。AUOは1年内に工場設置地域の最終決定を行う。

2ライン目となる8.5世代工場について、陳来助氏は「後里にある拠点は既に許可証を取得し、近日中に工事を始める。始めは小規模の投資のみに留まる予定だが、需要の増加を待ち、一定の経済規模まで拡大させる。中部科学工業区の1ライン目の8.5世代工場は、第1四半期に設備を投入し、来年の第2四半期に試運転、下半期から量産を開始する」と話した。
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